なかの皮フ科

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「たかの橋駅」徒歩1分、広島市中区にある女医のいる皮フ科

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水虫(白癬)

水虫は白癬というカビによって起こります。足白癬は足の裏のガサガサ(落屑)、小さい水ぶくれ(小水疱)、白くふやけたり乾燥してカサカサになることもあります。痒みはあったりなかったりします。また,汗疱(かんぽう)という足や手に起こる湿疹も全く同じ症状のため顕微鏡で白癬菌を確認しないと診断はできません。ただ、足にばいきん(細菌感染)が一緒に起こっていたり、市販の水虫の薬を1か月以内に外用したりしているとはっきりわからないことがあり顕微鏡の検査で白癬菌が認められなくても、1・2週間ほど間をあけて再度顕微鏡検査を行うことがあります。

爪白癬は爪が白く濁り、線状になっていたり、分厚くなったり(肥厚)しているときに疑われます。ただ、外的刺激から水虫がいないのに同じようになることもあります。また検鏡をしても白癬を認めないことがあり診断に困ることがあります。ただ爪白癬は足白癬を伴うことが多いので足から白癬が出ていれば爪も治療をします。
体部白癬(たむし)は鼠径部(股)から臀裂(おしりの割れ目)に半円を描く様に周りが少し盛り上がって赤みガサガサ痒みが起こることがあります。また顔や体に円をかいて起こることもあります。ペットから顔にうつることもあります。

頭部白癬、頭の毛が抜けやすくなり起こってきます。柔道やレスリングなどのマット関連の運動をしている人に集団で感染することがあります。

【治療】
足白癬のみであればガサガサが高度でない限り外用剤で改善します。
爪白癬は本数が少ない、爪が分厚くなく表面全体が白くなっているパターンでは外用を行いますが,水虫の爪の本数が多い、分厚くなっている、爪の白いところが楔状になっている。外用剤をきちんと3か月以上塗っても根元から新しいきれいな爪が出てこない場合は話し合った上で内服の併用を行います。爪白癬では外用剤で効果ある場合が最も効果のある薬で40%、一番効果がある内服薬で70%の効果と報告されています。
体部白癬は範囲が広い場合内服です。頭部白癬は内服が強く勧められます。