なかの皮フ科

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「たかの橋駅」徒歩1分、広島市中区にある女医のいる皮フ科

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尋常性乾癬

皮膚の表面の角化細胞の異常によって起こります。平たく言うと垢になるスピードが10倍以上になりガサガサが強くなる病気です。丸く周りにがさがさを伴って周りとの境界がはっきりしているのが特徴です。痒みがあったりなかったりします。全身のどこでも出ますが、頭皮や四肢の関節部、腰からおしりに皮疹が起こりやすく、爪の変形や肥厚、関節の痛みを伴うことがあります。

尋常性乾癬が発症するのには、遺伝的要因(家族内発生―日本人は4~5%)、環境要因(不規則な生活や食事、ストレス、成人病、喫煙歴、冬に悪い人が多い)が関係しています。年余にわたって繰り返します。根気よく治療しましょう。

【治療】
治療は外用療法、内服療法、光線療法、生物学的製剤の注射療法があります。生物学的製剤注射は登録された総合病院で行われます。治療は外用薬から開始します。ステロイド外用薬、ビタミンD3外用薬、それらの合剤やサリチル酸ワセリンを使用することもあります。内服薬としてはビタミンA誘導体(レチノイド-チガソンⓇ)、免疫抑制剤(シクロスポリン)(メソトレキサート(総合病院でしか使用できません))PDE4阻害薬(アプレミラスト-オテズラⓇ)があります。それぞれ副作用があります。治療しながら適切な内服を選びます.光線療法は皮疹の範囲によって、NBUVB、エキシマライトを選択していきます。(当院にはどちらの機械もあります。)

注射療法は2-4週毎に行う必要があり、当院は登録施設ではないため必要があれば総合病院を紹介させていただきます。外用、内服、注射によっては値段が高いものがありライフスタイルにより選び、継続できるものを続けていただきます。
また掌蹠膿疱症は手のひらと足の裏にちいさな水疱や膿疱が起こる病気で、膿疱性乾癬の手足型と言われており、上記の治療と大きく重なります。