なかの皮フ科

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「たかの橋駅」徒歩1分、広島市中区にある女医のいる皮フ科

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壮年性脱毛症(AGA)・
遺伝性脱毛症の治療

男性は30代後半より、女性も40代を越える更年期頃より脱毛が起こってきます。
これは男性ホルモンの影響や遺伝によるものと考えられ、男性は頭頂部の円形脱毛と前頭部のM型の脱毛、女性は頭頂部の境界がはっきりしないびまん性脱毛が起こります。

■壮年性脱毛症(AGA)・遺伝性脱毛症の症状
・髪の毛が抜ける(枕に付く)
・髪の毛が細くなる
・こめかみが後退する
・頭皮が透けて見える

■壮年性脱毛症(AGA)・遺伝性脱毛症の治療
保険診療ではなく自費診療となります。(診察料も自費)

◇外用薬
・ミノキシジル外用
市販は男性5%、女性は1%で効果がない場合は濃度をアップしていきます。
副作用はかぶれ(接触性皮膚炎)です。

・エルクラネル®
女性ホルモン様作用のあるAGA・遺伝性脱毛症外用剤です。
アルファトラジオールが遺伝性脱毛症、男性型脱毛症(AGA)を改善します。
アルファトラジオールは体内で機能しないためホルモンバランスに影響しません。

◇内服薬
・エクオール®
男性も女性も使用できるAGA・遺伝性脱毛症内服薬です。
大豆の成分であるエクオールが抗アンドロゲン作用を発揮し、脱毛を減らします。
副作用は特にありません。

・パントガール®、ルグゼバイブ®
男性も女性も使用できるAGA・遺伝性脱毛症内服薬です。
チアミン硝酸塩、パントテン酸、L-シスチン、ケラチンなど髪を構成する成分などで髪や頭皮環境を整え、抜け毛を防ぎ毛にハリや弾力を与えます。
副作用は特にありません。

・フェナステリド/デュタステリド
男性のみ使用できるAGA・遺伝性脱毛症内服薬です。
男性ホルモンの一種ジヒドロテストステロン(DHT)が髪の毛の成長期を短くし、充分に育たないうちに抜けさせてしまうのでDHTをフェナステリド/デュタステリドがブロックします。フェナステリドはDHT-1、デュタステリドはDHT-1.2をブロックします。
副作用は性機能不全などがあります。

・ミノキシジル内服
男性も女性も使用可能できるAGA・遺伝性脱毛症内服薬です。
ミノキシジルの作用である血管拡張作用で頭皮の血行を促進し、毛根を刺激して栄養を与えることで発毛を起こさせます。
副作用は多毛症(毛が濃くなります。これはミノキシジルの効果でもあります。)、血圧の低下、浮腫です。

■壮年性脱毛症(AGA)・遺伝性脱毛症の生活指導
髪、頭皮の環境を良くしてあげることが重要です。
バランスの良い食事、髪を構成するたんぱく質、ビタミンの接種、頭皮の血行を良くする、運動や入浴で頭皮の血行をアップ、ゴシゴシしないマッサージも効果的です。
赤色LEDも効果があります。(当院にも赤色LEDがございます。)
髪は睡眠前に洗うことをお勧めします。寝ている間に頭皮から皮脂が分泌され皮脂を栄養源にする常在菌が増えるので寝る前の洗髪をお勧めします。
男性は皮脂が多いことが多いので1日1回、女性は夏は1日1回、冬は2日に1回はシャンプーを泡立てやさしく洗ってください。ゴシゴシ頭皮を擦らないようにしましょう。泡立てネットを使ったり、泡で出るタイプも有効です。
髪を洗う際はすすぎをしっかり行い、湯の温度も高すぎないよう40度までにしてください。また必ずドライヤーで乾かしてからお休みください。

◇シャンプーの選び方
皮脂が多く脂性肌、フケが出る方:コラージュフルフル
アトピー性皮膚炎、敏感肌、乾燥肌の方:アミノ酸系シャンプー、石鹸シャンプー
調子のいいものを変えずに継続することが重要です。