なかの皮フ科

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「たかの橋駅」徒歩1分、広島市中区にある女医のいる皮フ科

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いぼ・たこ・うおのめ

いぼとたこ、うおのめは一緒にされがちですが違うものです。
いぼはヒトパピローマウイルスというウイルス感染症です。また,たことうおのめは皮膚が薄い部位に骨が出っ張っているところが擦れたり(摩擦)圧迫されることで皮膚が固く厚くなります。これをたこ(胼胝)といい、圧迫されたところが神経を刺激して痛みが出るとうおのめ(胼胝)と言います。通常胼胝鶏眼は小学生までの方には少なく、小学生以下はいぼの事が多いです。また年齢が上がると足裏の筋肉が衰え偏平足に近づくため胼胝、鶏眼が起こりやすくなります。

【治療】
胼胝鶏眼は当院ではおひとり様ずつカミソリを用意し削らせていただきます。2-4週間で再び厚くなってきます。そうしたらまた繰り返し処置を行います。歩き方や足の形が関係しているので繰り返し固くなるのが特徴です。
疣贅の治療はまず液体窒素で冷凍凝固します。痛みに個人差がありますが、冷た痛い感じがします。これはウイルスを殺しているわけではなく凍らせて皮膚を剥がしています。それでも治りにくい、多発する場合などヨクイニンエキスという漢方薬を内服してもらいます。ウイルスを殺しているわけではないのでなかなか治癒するのが困難です。

定期的に通院ができる人には、免疫療法というわざとかぶれが起こる薬を当院で外用しかぶれを治す力を用いていぼを直していく治療を併用します。(保険収載はありませんので同意のもと液体窒素療法に併用で行います)
1か所でなかなか治らず正常の皮膚との境がはっきりしている場合は局所麻酔のもと、手術で摘出する場合があります。ただ、ウイルスは目には見えないので再発のリスクはゼロではないことと足だと1-2週間程度力がかかるとひどく痛い(体重がかけられない)、痛み止めの薬の内服を要することがあります。手術の後は塗り薬を外用するためしばらくガーゼを当てておかなけれなばなりません。